ご説明は以上となります。どうぞよろしくお願いいたします。
5: ●
高橋圭一委員長 ただいまの説明について質疑はありませんか。福田委員。
6: ●
福田倫也委員 この3番の「協議の進め方」なんですけれども、まず、(1)に「進め方について認識を共有する」とあるんですけれども、どのような方法で認識を共有していくのかについてお考えをお願いいたします。
7: ●
高橋圭一委員長 スポーツ推進課長。
8: ●
スポーツ推進課長 意識の共有ということですが、これまでも事務方レベルでは何度か協議を重ねさせていただいております。今後も密にそのような協議をさせていただきながら、お互いの認識を深めていくことができればと考えております。
9: ●
福田倫也委員 ちょっと具体的な方法について教えていただきたいんですけど、これまで知事と市長のそれぞれの考え方とか進め方について非常に不透明な部分が多いんじゃないかというようなご指摘も数多くあったかと思うので、その部分に対しての改善というのは、今回、何か考えておられることはあるんでしょうか。
10: ●
スポーツ推進課長 協議の内容につきましては、これまでも当委員会でその都度その都度ご報告はさせていただいていたと考えておりますが、今後につきましても、さらに詳細な内容、それぞれ、その都度その都度、決まった内容につきましては、皆様には、お集まりいただくことは、なかなか、いろいろご苦労をかけてしまいますが、その辺りをお願いさせていただきまして、この委員会でできる限りご報告させていただきながら、内容を把握していただいて、承認を得ながら進めていきたいと考えております。
11: ●
福田倫也委員 なるべくそういった不透明な部分というのをなくすような努力をお願いしたいと思います。
あと、(3)の部分なんですけれども、「それぞれの議会に報告し、」、その後に「又はその了承を得ながら」とあるので、了承を得なくても議会に報告すれば進めるものとするというふうに読めるかと思うんですけれども、この「又は」を入れた理由について教えてください。
12: ●
スポーツ推進課長 そのようなご指摘がございますが、こちらにつきましては、ご報告で終えさせてもらえるような中身もございますし、予算であったりとか、そのようなものでご審議、ご了承いただかなければいけないような内容もありますので、このような書き方になっております。
13: ●
福田倫也委員 ありがとうございます。というご説明であれば、「又は」というよりも、「必要に応じてその了承を得ながら」というような書き方のほうがよろしいのではないかと思うんですが、いかがでしょうか。
14: ●
スポーツ推進課長 ご指摘ありがとうございます。県とももう一度協議をさせていただきまして、その内容につきましては考えさせていただきたいと思います。
15: ●
高橋圭一委員長 ほかに。佐藤委員。
16: ●
佐藤太郎委員 おはようございます。
この県と市の協議、これからの協議のやり方につきましてはこれで分かったんですけど、費用がありますよね。例えば、調査するのには調査費とかありますよね。あれの割合とかは何でここに出てこなかったんですかね。
17: ●
高橋圭一委員長 スポーツ推進課長。
18: ●
スポーツ推進課長 何分これからスタートラインに立つということで、覚書をこれから締結させていただきたいと考えております。どのような調査が必要か、どのような計画になるのかということにつきましては、今後、県と詰めさせていただくことになりますし、費用面につきまして、どれぐらいの費用がかかるかということにつきましてもこれからの中身になってきますので、その辺の費用分担につきましてもこれからというように考えております。
19: ●
佐藤太郎委員 これ、読んでいましたら、前よりも全然対等になっていますよね。この協議とか、調査の費用負担も普通でいったら半々になっちゃう可能性がありますけど、ただ、予算規模が全然違いますよね。だから、これからしっかりと県と協議・交渉してもらって、県と市が調査の費用負担まで対等やったらちょっとおかしいと僕は思いますので、ちょっとでも、調査に関して言えばですよ、市の負担が減るようにこれから協議していただきたいと思います。
20: ●
高橋圭一委員長 井ノ上委員。
21: ●
井ノ上剛委員 おはようございます。
覚書の内容については、一歩ずつ前に進んでいるなという印象があるので、歓迎したいと思います。
協議事項につきまして、この4点ですね。前回の覚書にもこの4点に類似するような内容を書かれておったと思いますが、これは、今日、私、手元に前回の覚書を持っていないんですけど、文字、一言一句というところで見ていきますと、相違点というのがあるのかどうか教えていただけますか。
22: ●
高橋圭一委員長 スポーツ推進課長。
23: ●
スポーツ推進課長 おっしゃるとおり、表現につきましても、項目につきましても、それぞれ少しずつ変わっております。例えば令和3年の5月に締結させていただいた覚書であれば、「協議事項」という表現が「取組事項」という表現であったり、それぐらいのことでもそれぞれ違います。ということで、この覚書は、新たにもう一度、一から考え直させていただいたというふうに考えております。
24: ●
井ノ上剛委員 ありがとうございます。そうしましたら、手元にある資料でまた後日確認しておきたいと思います。
それから、「スポーツ拠点施設の整備について」という資料を頂いた内容で、先ほどのご説明では、現段階の整備イメージであるということです。市立の橿原運動公園のほうは、この線が、恐らく駐車場の北側の東西の道路でしょうか、ここで区切りがあって、その北部が整備検討エリアということで色づけがあるんですけれども、これは今の現段階での本市としての考え方を意味しているのか、ご説明をお願いしたいと思います。
25: ●
スポーツ推進課長 おっしゃるとおりでして、まず、前回の
特別委員会でも市長のほうからお話がございましたように、委員の皆様からご提案のございました案をベースにまずは再検討を進めるということになっておりますので、その案でお示しさせていただいたエリアがこのエリアになるということで、これをベースに検討を始めるというふうに考えております。
26: ●
井ノ上剛委員 細かい点をお尋ねして、現段階でご答弁しにくいかと思うんですけれども、この道路の南側というのは恐らく整備対象からは外すというふうに、それを確定させたいと思っていらっしゃるのかが1点と、北側部分は、場合によっては整備対象から外れるような地域というか、部分もあるのか、その辺りを教えていただきたいと思います。
27: ●
スポーツ推進課長 南側につきましては、こちらは橿原市の所有として今後も維持管理を続けていくエリアというふうな認識でおります。
北側につきましても、ベースが先ほどのお話しさせていただいたとおりですので、外れるエリアであるとか、例えば、逆に加わるエリアであるとか、そういう部分につきましても、これは検討、これからの協議ということになりますので、必ずそうだというふうには今の時点ではお伝えできないです。
28: ●
井ノ上剛委員 ありがとうございます。
ちょっと観点を変えまして、覚書(案)の協議の進め方の部分になりますが、当事者である奈良県と橿原市がそれぞれこのような形で進めていきましょうというふうに書いてもらっていると思うんですけれども、前回の一体整備案では、周辺の住民の皆様、特に自治会の方々になかなかきちっとした説明が行き届いていなくて、不安の声が上がっておったように聞いています。私が耳にしたお声であると、何やらこの公園にすごい背の高い壁が建ってしまって、中を全く見通せない、開放感がなくなってしまうような、そういう不安のお声もあったと思うんですけれども、周辺住民の方々に対しては、やはり工事期間中もかなりの工事車両が出入りすると思いますし、また、整備がうまく進めば、県外から大勢の方々が来訪されるようになると思うので、期待をされている方もいらっしゃる反面、不安に思っていらっしゃる方々もやはりいると思うので、この協議の進め方の中に、「それぞれの議会に報告」とか「了承を得ながら」に加えて、近隣住民の方々への説明も丁寧にやっていくということを県と市で合意しておくというのはいかがでしょうか。
29: ●
スポーツ推進課長 貴重なご意見、ありがとうございます。確かに前回そのようなことがあったということは認識しておりまして、反省しなければいけないというふうに考えております。その辺りにつきましても奈良県と協議させていただいて、こちらに加えさせていただくべきかどうかというのを協議させていただきたいと思います。
30: ●
高橋圭一委員長 谷井委員。
31: ● 谷井宰委員 協議の進め方について追加で質疑させていただきたいと思うんですけども、「甲及び乙は、双方の意見を尊重し、誠実に協議する」ということになっております。先ほど課長のほうからも対等な立場でということで答弁をいただいているんですけども、確認で聞かせてください。これは、県もちゃんと対等な立場で、県も県議会のほうに対等な立場でということを、そういう認識でされているのか、まずお答えいただいてよろしいですか。
32: ●
高橋圭一委員長 スポーツ推進課長。
33: ●
スポーツ推進課長 おっしゃるとおり、それにつきましては共通の認識を持っております。
34: ● 谷井宰委員 ありがとうございます。
対等な立場で今後進めていくことが可能やと。当然、費用負担のこともありますので、どこまで橿原市のほうから県のほうに言えるか分からないですけども、やはりそこで、どこまで橿原市の意見を県のほうに伝えていけるのか、そして、その協議の内容をどう反映させて我々に教えていただけるのか。前回の協議の中で、どうしても県から出てきた資料というのが、橿原市の意見がどこまで反映されているのか分からないような状態があったかと思うんです。当然、橿原市から出している意見も県がどこまで了承しているかと分からないことがあったんですけども、今回そこのところを分かりやすく、「これは橿原市からの意見ですよ。県と協議してこの意見が決まってきましたよ」ということを明確にしていただけたら今回の話も分かりやすいのかなと思うんですけども、そこら辺、ちょっと、計画というか、今分かっている段階で結構ですので、考え方を教えてください。
35: ●
スポーツ推進課長 その辺り、委員さん方からのそういうご意見があることは反省しなければいけないなと考えております。できる限りその辺りが鮮明になるように、協議の仕方であったりとか、その辺りの情報のお示しの仕方であったりとか、その辺りはまだ県と協議しておりませんので、その辺りにつきまして、今のご意見を頂戴した内容を県とも共有して進めていきたいと考えております。
36: ●
高橋圭一委員長 ほか。松尾委員。
37: ● 松尾高英委員 ありがとうございます。ちょっと何点か教えてください。
まず1点目は、私も9月議会の一般質問でさせていただいて、またしつこいかもわかりませんけども、この協議事項の、市内における持続可能な発展につなげるまちづくりということで、武道の聖地化ということをもちろん前提に入れていただけるということをもう1回教えていただけますか。
38: ●
高橋圭一委員長 スポーツ推進課長。
39: ●
スポーツ推進課長 本市といたしましても、橿原公苑が武道の聖地にふさわしい場所であるというふうな認識は以前より持っておりますし、これは、奈良県におきましても同じ認識を当時から持っておるということは共通の認識として持っておりますので、その辺りをどのように反映していくかということについては今後の協議なんですけども、できる限り頑張って要望していきたいと考えております。
40: ● 松尾高英委員 その中で、2枚目の整備のイメージなんですけども、これはあくまでもイメージとおっしゃるかもわかりませんが、県立橿原公苑側はジェイテクトアリーナの北側の道で終わっておって、その上の弓道場のところが入っていないんですけど、これは何か意味があるんですか。
41: ●
スポーツ推進課長 こちらは橿原公苑の敷地の部分を示しておるということで、特段そのような意味はございません。
42: ● 松尾高英委員 すみません。安心しました。
それと、この整備イメージの中で、恐らく医大のキャンパスの南側の、今、市で整備されている道のところ、点々点々と書いてあるのと、あとは運動公園の南につながる道、予定されている道のところが点々点々と書いてあります。以前までのお話やったら、この辺も県としっかり協議して、県費の負担の割合を増やしていただくとか、そういうことも協議されていると思いますけども、これは、協議事項で言うたら、(3)の安全安心なまちづくりに関することにつなげながらまた協議に入る予定であるのか、教えていただけますか。
43: ●
スポーツ推進課長 すみません、その辺りにつきましても、まだ協議がこれからということでして、何も、白紙の状況でございます。
44: ● 松尾高英委員 ぜひ、この道路の部分も含めて協議を頑張っていただきたいと私は思っています。
それと、最後なんですけども、先ほど井ノ上委員のほうからも地元の皆様方のお声という話がありました。特にこの整備が終わった後になるとは思うんですけども、やはり一番地元の方々の心配されることの1つに、交通渋滞であったりとか、特に車がたくさん来られて、アイドリングがずっとあって、環境問題であったりとか、そういうこともあると思います。さらには、今後、将来的には県立のほうと市のほうと結ぶような、もしかしたら自動運転の車で運んだりする時代も来るかと思いますので、そういった意味では、協議事項の中に交通対策という視点を入れたらどうかなと私は思うんですけども、その辺り、いかがでしょうか。
45: ●
スポーツ推進課長 おっしゃる内容につきましては、協議の中身には入ってくるとは思います。ただ、それぞれの詳細な内容を明記していくのか、それとも、ざくっとしたイメージでこのままいくのかということについては、県と調整していく必要があると考えております。
46: ● 松尾高英委員 任せておきます。
47: ●
高橋圭一委員長 よろしいですか。
48: ● 松尾高英委員 はい。
49: ●
高橋圭一委員長 矢追委員。
50: ● 矢追もと委員 前回の覚書と今回の覚書との違いで言うと、1つ、「主会場」という言葉が今回の覚書のほうにはなくなっているかと思うんですけれども、今の認識で、県と市は、主会場についてはどのようにお考えなんでしょうか。
51: ●
高橋圭一委員長 スポーツ推進課長。
52: ●
スポーツ推進課長 確かに「主会場」という表現を外させていただいております。これは、「主会場」という表現に、概念というか、主会場とは何ぞやというようなものがございませんで、例えば、開会式・閉会式をすれば主会場なのか、それとも、花形である陸上競技をすれば主会場なのか、その辺りの概念がございませんので、今回、県との協議の中で、「主会場」という表現はやめておきましょうということになっております。かといって、皆さんが一般的に思っている主会場というようなものが橿原市に出来上がればというふうには考えておりますが、表現としてその表現はやめているということになります。
53: ● 矢追もと委員 ありがとうございます。
あと、前回との違いで言うと、ちょっと今回のものは文字数が多いというか、抽象的ではあるんですけれども、前回のが割と本当に小ざっぱりとした文章表現になっていたのに対して、例えば、「地域の防災拠点に関すること」と短い項目で終わっていたことが、「防災拠点の整備による安全安心なまちづくりに関すること」というふうな文言に変えられていたりであるとか、全体的に少し文字数が多めで、ふんわりとソフトで書かれているというか、ちょっと捉え方によると、ハード面だけじゃなくて、ソフト面も捉えて、周辺の事項についていろいろと協議するようにも受け取れる内容になっているんですけども、こういった覚書の文章表現の違いと、実際の協議で話し合うことの違いというのは何かあるんでしょうか。
54: ●
スポーツ推進課長 言葉のことであれなんですけども、県とは、前回もそうだったんですけども、できるだけ丁寧に協議をしましょうということで、ここの表現について、言葉数を増やしたからどうだというようなことはございません。
55: ●
高橋圭一委員長 ほかにありませんか。竹森委員。
56: ● 竹森衛委員 市の運動公園は29万6,000平米なんですけども、この整備検討エリアも含めて、どういう形で、どれぐらいの広さで、何を持ってこようとしているのか。最初から国スポありきの覚書です。本来、ここも含めて170億円かけて整備しているわけですけども。それが1点と。
もう1つは、市のスポーツ施設計画との整合性です。言うたら、これに基づいて橿原市のスポーツ施設を整備していくと。その一環で一番広い面積を取っているのが橿原市の運動公園ですけれども。先日、とちぎ国体がテレビで放映されました。大概の大きなメインスタジアムですよ。当然、100億以上のお金を要するような建設工事というか、整備計画もそこについて回るわけですけれども、この整備検討エリアでどうしていかれるのか。運動公園はそのまま守るということが、去年の11月に12対11で否決されたと。それを踏まえて、またこれを持ち出してこられているわけですけども、全体の面積の中で、どれぐらいの敷地の面積を占めるようなことになるのか。ここで、これはエリアで示されていますけども、西側、東側の土地も買収してそういうエリアとして造っていくのか、それが1点と。
もう1つは、県の橿原公苑の整備検討というのは前回とどう変化しているのか。当然ここは、今は県が橿原神宮に一定の地代も払って利用している野球場や陸上競技場なんですけども、それはどういうふうに整備していくのか。その2点についてお答えください。
57: ●
高橋圭一委員長 スポーツ推進課長。
58: ●
スポーツ推進課長 まずですけども、この一体的な整備につきましては、確かに国民スポーツ大会の開催を契機とした整備になることは事実でございますが、それ以降も使えること、まずは、国スポ・障スポだけではなく、まずそちらよりも、その後のことを考えた市内のスポーツ環境の充実と、それから、中南和地域のスポーツ振興や地域振興を牽引する拠点となるような施設になるようにというふうに考えております。
スポーツ施設計画との整合性はどうなるんだということになるんですけれども、スポーツ施設計画は、少子高齢化の進展やスポーツ施設の老朽化などを見据えて、FMの観点から、ストック適正化に向けて、個別スポーツ施設の中長期的な
整備等の方向性を定めたものでございます。本計画につきましては、橿原運動公園の各施設の老朽化度合いや今後の維持管理費、整備費なども試算しておりますので、今回のスポーツ拠点施設の整備を検討していく上でも、調査結果を十分に生かすことができると考えております。このようなことから、調査結果等も交えつつ、本計画が市全体の体育館等も含まれておることから、計画自体が決して無駄になるようなものではないというふうには考えております。
それから、橿原運動公園の対象エリアですけれども、まず、面積は、全体から考えまして、7.4ヘクタールが橿原運動公園の対象となる。北側の部分が7.4ヘクタールを想定しております。当初のご提案いただいた内容では、その東側の公社用地等につきましても入っておりますので、そちらが2ヘクタール弱を想定しておりますので、合計で10ヘクタール弱ほどの面積があるというふうに考えております。
橿原公苑側になりますけれども、こちらの計画につきましては、現在、奈良県のほうで検討を進めておりますので、今後、今日以降、覚書締結後、一体的な整備ということで検討ですので、その辺の情報も県のほうにお示しいただいて、我々の要望や意見というものもそこに合わせてご提示していきたいなというふうには考えております。
59: ●
高橋圭一委員長 ほか、ありませんか。奥田委員。
60: ● 奥田英人委員 橿原市の運動公園で整備を検討されているわけなんですが、もちろん、市民の憩いの場でもあって、やはりいろんなところで、先ほども話がいろいろ出ておりますけども、市民の憩いの場であって、一番問題、気にしているのがプール。やはり市民さんから「このプール、どないなるんや」という話もいろいろ聞いています。また、小さいお子さん、ファミリー、家族で遊べるようなプールを残していただきたいというお声も聞いておりますけども、これは多分、今後、これからの検討課題になっていくのかなと。
それと、もう1点、協議事項で、防災拠点整備で、これはこれからの協議の中で話を進めていただけると思いますけども、やはりこの中に、市民の安心・安全というような立場で、防災拠点となるようなそういったもの、防災備蓄倉庫、また、曽我川緑地体育館のところにもありますが、遊水池。これは、たしか熊本県人吉市の市長さんも視察に来られていると。私、たまたま市長さんとお会いさせていただいて、ここ最近ゲリラ豪雨が起こっていて、やはりああいった遊水池が必要やということで見に来られたというお話も聞いております。また、プールの横の堤防も、私、前にもお話しさせていただいていると思いますけども、護岸が、堤防が決壊しかけたと、そういうようなところもあります。
そういった点からも、やはり、もしこういうふうな整備をされる、ここには一応協議事項の中に入っているので、そういうようなプールとか、また、そういう防災拠点、防災施設、そういうふうなのを、しっかりと話をもっと取り組んで入れていただくように。これは、多分、答えを返してくれと言っても、プールのこともまだまだ話ができないかなと思いますしね。今後どういうふうにされるのか、もし答えがあるのやったらお答えをしていただいたらいいし。これから、防災拠点はまた協議事項の中で話をしていただいたらいいと思いますので、それは要望にしておきますけど、プールのほうだけ、どういうふうに今後考えておられるのかだけでも、もし答えていただけるのでしたらお願いいたします。
61: ●
高橋圭一委員長 スポーツ推進課長。
62: ●
スポーツ推進課長 プールにつきましては、委員がご心配のとおり、今、コロナで3年間中止しております。スポーツ施設計画につきましても、「廃止」というような方向性を示させていただいておりますので、なかなか再開というのは難しいというふうに考えております。今後につきましてですが、市民の方に親しまれたシンボリックな施設であるということは十分に我々も認識しておりますので、進め方については慎重に考えていきたいなというふうに考えております。
それから、防災施設につきましては、ここが、ハザードマップ上、ちょっと低い部分にある、水害のおそれがあるということは、我々も、それから奈良県のほうも認識しておりますので、どのようにしていくべきかということについて協議を進めていきたいと思っております。
63: ●
高橋圭一委員長 上田委員。
64: ● 上田くによし委員 この整備イメージの点についてご質疑をお願いさせていただきたいと思います。
今回、前年から、長きにわたりまして橿原市民の皆様の手で築き上げてきた橿原市立の運動公園を残していきたいというお考えと、国体に向けたメインスタジアム等の整備により開発や発展を望む声が、2つに分かれる形で頓挫をしていたこの協議が、折衷する案でもって新たにスタートされるということに地域の方から喜びの声を受けているところです。
整備検討エリアと、北部のほうで、卵型で丸くふわっと図示されていますけれども、このエリアの中に、先ほど竹森委員からも指摘がありましたように、大きなメインスタジアム等の検討が中心的なものになってこようかと思われますけれども、相当な面積が必要になってくると思います。今現在は、この中に臨時の駐車場でありましたり、駐車場としての使用用地もたくさん含んでいますから、そこに大きな施設が建ってくれば、駐車場というのは施設の場外に設けることも含めて調査や研究が必要ではないかなというふうに考えています。そうなると、地元地権者の方々や地域の協力が不可欠ということになってくるわけですけれども、交通の問題も含めまして、地域の方々に地ならしをしていく、そのような作業についてどのようにお考えか、お願いいたします。
65: ●
高橋圭一委員長 スポーツ推進課長。
66: ●
スポーツ推進課長 この図面が示しておりますように、整備エリアにつきましては確定をしておりません。委員おっしゃるとおり、駐車場問題が発生するだろうということは事実でございまして、我々も県も認識しております。その辺りにつきまして、今後の検討課題ということになっております。そのようなことで、敷地面積が必要になるということであれば、もちろん、おっしゃるとおり地元の協力が不可欠であるというふうに考えております。その辺りにつきましては、先ほどから委員の皆様からも、そのような、ご提案いただいているとおり、地元にもできる限り細かく情報を発信させていただいて、ご相談させていただいて、ご協力を仰いでいきたいというふうに考えておりますので、その辺り、引き続きよろしくお願いいたします。
67: ● 上田くによし委員 ありがとうございます。地域の方々の発展を望む声に応えるとともに、この橿原の豊かな風景と、ふさわしい形でまちづくりが進むことを期待したいと思いますので、お願いをいたします。
68: ●
高橋圭一委員長 ほか。谷井委員。
69: ● 谷井宰委員 もう一度、もう1点だけすみません。ちょっと表現内容の確認、表現内容がややこしかったので確認させていただきたいんですけども、協議事項の(4)、「新たなスポーツ拠点施設を活かした橿原市内における持続的発展や活性化を企図したまちづくりに関すること」ということなんですけども、ちょっと表現があれなんですが、これは橿原市の中、つまり、橿原市民に向けた活性化、限定的なものなのか、それか、橿原市の拠点を、広く県民のほうにこういう活性化をしていくという、そのような表現なのか、ちょっとここが分かりづらかったので教えてください。
70: ●
高橋圭一委員長 スポーツ推進課長。
71: ●
スポーツ推進課長 この(4)番は、スポーツ拠点施設の一体的な整備だけにとらわれず、この計画が、このエリア、ここでも記載させていただいておりますが、医大の新キャンパスもすぐ近くにございます。その先には、今後進められる可能性がございます新駅についても、今後進む可能性がございますので、その辺りを一体的に考えて、このエリアを、橿原市が活性化するようなまちづくりとなるような計画にしていきたいというふうな意図を含んでおります。
72: ● 谷井宰委員 ということは、重きは橿原市ということでいいんですかね。今聞くとそのようなイメージだったんですけども。
73: ●
スポーツ推進課長 おっしゃるとおりだというふうに考えております。
74: ●
高橋圭一委員長 竹森委員。
75: ● 竹森衛委員 この市の整備検討エリアの中には、いわゆる総合プール、それから軟式野球場があるんですけども、スポーツ施設計画の中でそれぞれ施設の基本方針を明記されているわけですけども、特に軟式野球場は、政策優先度は「高」で、災害時の仮設住宅建設予定地となっていると。稼働率は令和元年で54%、そして、それは増加傾向になっていると。これが、こういう一体整備ということになれば、当然、そこが軟式野球場としては使えなくなるわけですから、そういう整合性から見たら、覚書というのは、首長と首長が、言うたら、案をここへ出していらっしゃいますけども、僕はこれに反対ですけど、それはどういう形で。今回、これを出してこられたと思うんですけども、一つ一つの、市の運動公園の中で、そういう施設の基本方針が、今置かれている施設の利用度とか稼働率とか、それから、いざ災害が起こったときにどういう形で使うのかということも全然違う価値観でこれは書かれていますけども、それについてはどういうふうにお考えですか。
76: ●
高橋圭一委員長 スポーツ推進課長。
77: ●
スポーツ推進課長 委員お述べのとおり、軟式野球場につきましては、我々の計画でも、今後も必要な施設というふうに考えておりますので、この施設がこの計画によってなくなるのであれば、代替機能が必要になってくるというふうに考えておりますので、それにつきましても、今後、県と協議をしていきたいというふうに考えております。
78: ●
高橋圭一委員長 よろしいですか。ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
79: ●
高橋圭一委員長 委員長から。
1年前にこの議論が一旦頓挫したわけですけれど、それまでの経緯も含めて、今度、覚書を締結して、スピード感を持って多分どんどん進めていかれると思います。まず1つ、拙速にならないように。ということは、議会のほうには逐一報告していただきたい。ですから、回数が増えても全然構わないと思います。